一人で入れる大閘蟹(上海蟹)を食べれる店を
探すことに作戦変更。
南京東路周辺を歩き回った。
現地で急に探しても、なかなか見つからないものだ。
腹も減ってきたし、
どこでもいいから入ろうとあきらめかけたところ、
神から救いの手が。。。。(神様有難う)
「川魚」と書いた看板が見えた。
川漁餐饮
「川魚」というくらいだから、
今が旬の大閘蟹(上海蟹)も当然あるだろう。
店の外にも、宣伝用の大閘蟹が机の上に置かれていた。
(店の中は中国人だけのようだ。もうここでいいから入ってみよう)
店の中に入り、レジの前に立っていた小姐に、
「一个人,可以吗?」(一人だけど、大丈夫ですか)
と聞いてみたら、
席に案内してくれた。
(やった。これで食える)
柱の横に、小さな机が1つあった。
まさに一人席。
この店には、一人席はこの席しかなさそう。
大閘蟹が食べたいというと、
大閘蟹を持ってきて見せてくれた。
手のひらサイズで小さい。
(これなら3匹食えるな)
まず、
蟹を3匹注文した。
有什么推荐的菜?(お薦め料理は何ですか。)
と聞いてみた。
「魚はどうか」というので
「魚はきらい」だと答えた。
すると、
鶏肉系の料理「川漁藤椒鸡」をすすめてくれたので
それを頼んだ。
川漁藤椒鸡
ごはんものもほしいので、
チャーハンも頼んだ。
まずは、
川漁藤椒鸡がテーブルに運ばれてきた。
(2~3人分の量かな?。辛いっ!)
辛かった。
折角、小姐がすすめてくれた料理だ。
我慢して食べよう。
鶏肉は骨付きで、半分は骨だ。
骨があって、食べづらい。少し骨も食べてしまった。
店のおばちゃんが、
蟹3匹を手に持って、
「三个、三个」
と言って、僕のまわりを行ったり、来たりする。
どうやら、蟹を3個頼むということが、
オーダー上、困るようだ。
小姐に、3個ほしいと頼んだのだが、
小姐はそのとき、何も言わなかった。
店のおばちゃんが、
小姐に、文句を言っているようである。
また、僕にも何か言いたいのか
「三个、三个」
と言って、僕のまわりを行ったり、来たりする。
僕は、食べるのに一生懸命で、
気づかないふりをした。
店のおばちゃんが、
いつの間にか、あきらめていなくなった。
次に、チャーハンが、運ばれてきた。
(3人分はあるな。頑張って食べよう)
食ってみたら、塩が効いててうまい。
久々にうまいチャーハンを食った。
ここイチで大盛りカレーを食っている人を
東京でよくみたが、自分にも食べれる気がしてきた。
となりの老夫婦は、横で騒ぎ出した。
「あんた、それ、一人で食べるつもりで頼んだのかい?」
「私は日本人です。こんなに量があるなんて知りませんでした」
「店の人も、量を減らしてあげればいいのに。ひどい。」
こんなような会話をした。
それにしても、
川漁藤椒鸡は辛い。
少しづつ体に異変が起こってきた。
胃が拒否をし始めたようだ。
汗が止まらない。
受付の小姐のところに、
ミネラルウオーターのペットボトルがあるのが、
目に入り、小姐のところに行き、
1本もらって、席に戻った。
水を飲みながら、
なんとか食べ続けたが、
大閘蟹(上海蟹)を食べられなくなるといけないから、
川漁藤椒鸡はもう食べるのをやめた。
半分食べた。
やっと、(上海蟹)が僕のテーブルにやってきた。
さっき、小姐が見せてくれたときは、
黒かった蟹が、
赤くなっていた。
口のあたりは、泡だらけになっていた。
蟹は、北海道の毛ガニをよく食べていたので、
食べなれていたが、
こんな小さい蟹は、「カニばさみ」がないと
食べらない。
箸も太いし、カニを食べるには役立たない、
刃の部分が曲がっていてカニの身を取りやすいカニばさみ!簡単に殻にたて切りの切れ目を入れる... |
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