大閘蟹(上海蟹)を食べるのに、
かなりの時間を使った。
気づいたら、22時だ。
帰り道がわからなくなった。
南京東路に、いるのは、
スマホのGPSでわかるのだが、
外難近くにあるホテルに変えるには
どちらに進めばいいのかわからない。
スマホを見ながら、右往左往していたら、
若い女の子の2人に、
道を聞かれた。
こちらが逆に
「外灘はどこ?」
と聞いたら、
「道に迷ってるの?」
と、なんやかんや、僕にからんでくる。
2人ともかわいい。。。。
服装は、普通の若い女の子の服装している。
「日本人?」
「この子も同じ日本人だよ」
「えっ、本当」
「うそ、うそ冗談」
「この子、藤原紀香に似てるでしょ」
「外難になにしに行くの。外灘なんかつまんないよ」
「外難の近くにホテルがあるんだ」
「どこのホテル?」
こんな感じで、
なんか会話が楽しい。
一人旅でさびしい思いをしてきた男の隙を
ついてくる。
「一人?」
「一人。很寂寞(大変さいびしい)」
二人がどっと笑った。
絶妙に息のあったコンビだ。
こっちも、気分がよくなる。
「お茶しない?」
(こんなかわいい子と、良いかも。。)
しかし、次の言葉で僕の記憶がよみがえった。
「みんな、友達呼ぶから。お茶しよ。」
【みんな】、このパターンはネットで見たことがあるぞ。
そうだ!
南京東路では若いかわいい子が声をかけてきて、
誘いにのって、お茶や酒をのむと、
友達をたくさん呼んできて、
気づいたら、高額請求されたようなブログを
いくつかネットでみかけた。
中には、クレジットカードで100万円近く払い、
翌日、日本大使館に泣きついたような話もあった。
ぼくはここで一言いった。
「宰客」(ぼったくり)
二人の女の子は、同時に
「ハー!」(何言ってんの)
大きな声をあげた。
その後、かまわず、誘い続けてくる。
「結局、外灘はどっちにある?」
あっちと指す方向へ歩き出し、
あやつらを無視した。
一人が、
僕についてきた。
「そういえば、名前聞いてないね」
「・・・・・・・」
その後、300元で、なにかすると
交渉してきた。
この手の中国語会話が
未経験なため、
何をすると言っているのかさっぱりわからなかったが、
無視していると、
あきらめて帰っていった。
数時間前、一人でお店に入って、
大閘蟹(上海蟹)を食べる勇気がなくて、
だれか一緒に行ってくれる人を探していたが、
そのとき、出会っていたら、迷わず、
お願いしていただろう。
そうなったら、どうなっていたことやら。
ネットで事前に知ってなければ、
きっと引っかかっていたと思う。
ネットにも書いてあったけど、
本当にかわいい子だった。。。。。。
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